こどもが9歳まで加入できるスミセイのこどもすくすく保険について

住友生命の「こどもすくすく保険」は保障重視型の学資保険です。

返戻率だけで見ると貯蓄重視の他社学資保険に比べて見劣りしてしまいます。

他の部分を考慮して、スミセイのこどもすくすく保険を契約していいものかどうか。
その利点や注意事項についてまとめます。

こどもすくすく保険のモデルケース

契約者 30歳女性
支払い期間 12年
(0歳~12歳まで)
契約満期 18歳
受け取り総額 120万円
(満期祝い金100万円+学資金10万円×2回)
支払い総額 1,141,776円
(月払い7,929円)
返戻率 105.0%

こどもすくすく保険も一般の学資保険同様に契約者の年齢、性別、支払期間、契約満期などによって返戻率が変わってきます。

支払期間はこどもの年齢が12歳まで、15歳まで、18歳まで、全期前納の4種類から選ぶことができ、契約満期はこどもの年齢が18歳、22歳から選ぶことができます。

受け取り総額も100万円から1万円単位での設定が可能。
ただし、受け取り総額が多くなっても割引はなく、返戻率には差がでません。

同条件で支払い期間が18歳までの場合

スミセイのこどもすくすく保険も他の学資保険と同様、支払期間を短く設定する方が返戻率が高くなります。

上の例では18歳までの契約で12歳までの支払いでしたが、仮に支払いを18歳までにした場合は以下のとおり。

契約者 30歳女性
支払い期間 18年
(0歳~18歳まで)
契約満期 18歳
受け取り総額 120万円
(満期祝い金100万円+学資金10万円×2回)
支払い総額 1,189,728円
(月払い5,508円)
返戻率 100.8%

返戻率は100.8%という数字になってしまいました。
つまり、支払った額と受け取る額に0.8%の差しか出ないということです。

18年間動かせないお金が0.8%しか上乗せされないというのもなかなか微妙なところですね。

こどもすくすく保険のいいところ

こどもが9歳まで加入できる

こどもすくすく保険は他の学資保険に比べて返戻率が低いので、貯蓄重視の人からすると全く利点がないように思えるかもしれません。

ただ、こどもの加入可能年齢が0歳~9歳までと、広く設定されている点は場合によっては利点になりえますね。

他社の学資保険の場合、「3歳までしか加入できない」というような物も多いです。
こどもがある程度成長してから少し余裕ができて学資保険を検討する家庭もあるはず。

そう思うと、9歳まで受け付けてくれるというのは嬉しいですね。

ただし、支払期間は「12歳まで、15歳まで、18歳まで、全期前納」のいずれかから選ぶ形となりますので、この中でも高利率になるような「12歳まで」の支払いを選択するとなると、9歳から12歳までの3年間で全期分の保険料を支払う形となり負担が大きいですね。

そのうえ受け取れる保険金の返戻率も結局は低いわけですから、よく検討したいところです。

男性63歳、女性72歳まで申し込める

保険の契約者については男性63歳、女性72歳まで申し込むことが可能です。
(男性72歳、女性75歳と記載されていますが、シミュレーターでは男性63歳、女性72歳までとなっています)

ということは、祖父母に契約者になってもらう事も可能ということ。
※契約者死亡時の支払い免除については記載に乏しいので直接スミセイまたはFPに確認が必要です。

もし女性72歳、こども9歳というギリギリ加入できる年齢で加入した場合のシミュレーションは以下の通り。

契約者 72歳女性
支払い期間 3年
(9歳~12歳まで)
契約満期 18歳
受け取り総額 120万円
(満期祝い金100万円+学資金10万円×2回)
支払い総額 1,199,304円
(月払い33,314円)
返戻率 100.0%

なんと、9歳から18歳までコツコツ積み立てて、696円しか上乗せされませんでした。
返戻率も100%(実際は100.058…%)。マイナスにならないだけマシでしょうか。

お金を増やすというよりは、地道に貯めていく為の1つの方法と考えるといいのかもしれません。
※ただし月額3万円オーバーを積み立てられる余力がある祖父母向けですが。

特約での保障が充実

スミセイのこどもすくすく保険は”保障重視型”ということで、特約につけられるこどもの入院保障などが厚いようです。

とはいえ、特約をつければその分返戻率は下がりますので元本割れの可能性がないとも言えません。

また、最近のトレンドとしては貯蓄と保障は別で考えるという方向になってきているため、貯蓄性の高い学資保険と保障の厚い共済を併用する人が多いですね。

5年ごとの利差配当あり

返戻率が高い保険は「配当なし」が多い中、こどもすくすく保険は「5年ごとの利差配当あり」です。

22歳までの契約で2歳までに加入すれば4回は配当を受け取れる計算になりますね。

「配当あり」の学資保険は長期契約の保険におけるリスクの1つ「インフレリスク」を回避できる可能性があるので、メリットと考えられます。

ただ、配当は当然利益が余分に出ていなければ貰えない点に注意は必要。

とはいえ、今は日本の金利が底辺にあると考えると、今後は配当が出やすい状況に変化していくのではないか?とも考えられますが・・・素人が下手なことを考えるのはやめておいた方がよいような気もします。

12歳、15歳、(18歳)での学資祝金受け取り

こどもすくすく保険は受け取り総額のうち、満期祝い金の10%にあたる金額を12歳、15歳の時に、満期祝い金の30%にあたる金額を18歳の時(22歳満期の場合のみ)に受け取る事ができます。

kodomosukusuku

たとえば受け取り総額が120万円の契約であれば、満期祝い金が100万円、学資祝い金が12歳と15歳でそれぞれ満期祝い金の10%にあたる10万円ずつ受け取れることになります。

22歳満期で受け取り総額が225万円なら、12歳、15歳で15万円ずつ、18歳で45万円、満期祝い金が150万円ということです。

それぞれ中学、高校、大学の入学に合わせてということだとは思いますが、微々たる額なので足しになるかどうかは難しいところですね。

こどもすくすく保険のイマイチなところ

やっぱりどうしても「こどもの将来のためにお金を貯めておく」という観点からみると、返戻率が低いのは学資保険としてはかなりの痛手です。

とくにお金を20年近く引き出すことができないというリスクを考えてのリターンが少ないように感じてしまいますね。

当然契約期間中に資金が必要になって解約してしまえば返戻率100%を割ってきますので。

特別な理由がない限りは、学資保険は返戻率が商品の良し悪しを左右すると言っても過言ではないと思います。

同じ住友生命のたのしみキャンバスなら配当ありで返戻率も110%を超えてくる商品なので、こちらも検討したいところです。
[参考]契約者の年齢制限がない学資保険、スミセイのたのしみキャンバスについて

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