アクサ生命のLTTPフェアウィンドは学資保険の代わりになるか検証

アクサ生命のLTTPフェアウィンドは保険期間が最長98歳までという、ほぼ終身保険なみの定期生命保険です。

払込期間満了後の解約払い戻し金額が大きくなることから、学資保険の代わりに考慮する方も多いと思われます。
※ただし低払い戻し期間中(自身で設定可能)の解約の場合、大幅に返戻率が下がるデメリットも。

LTTPフェアウィンドを学資保険の代わりに契約していいものかどうか。
その利点や注意事項についてまとめます。

LTTPフェアウィンドのモデルケース

契約者 30代前半女性
支払い期間
(低払い戻し期間)
15年
死亡保証 300万円
支払い 120万円強(全期前納)
返戻率 5年目:94.32%
10年目89.94%
16年目124.78%
(以降最大190.44%まで上昇)

※教えてGooより2011年の情報

少し古い情報なので、現在とは返戻率が違うとは思われます。
担当者への要確認が必要。

保険料の支払い期間である低払い戻し期間は、15年、20年、また54歳、55歳、59歳、60歳64歳、65歳、69歳、70歳から選べます。

モデルケースでは15年となっているので、支払い期間終了の15年を過ぎたあたりから返戻率が100%を超えるようにプログラムされています。

LTTPフェアウィンドのよさげなところ

学資保険に比べて、死亡時の保険金が高い

たとえば上記のモデルケースだと、支払い120万円強に対して300万円の死亡保障と、倍近い額の死亡時保険金が設定されています。

また、公式サイトで載っているモデルケースでも、35歳男性の30年払いで月々19,440円の場合、総支払額約700万円に対し、死亡保険は1,000万円です。

98歳までの保険期間満了までの間なら、解約しない限りはこの保険金額が適用されるということになります。

学資保険の場合は、支払い期間中の契約者の死亡時に以降の支払い免除という制度が適用されることが多いですが、あくまで契約時に決まっていた満期時の受取金なのでここまで高額にはなりません。

また、LTTPフェアウィンドは被保険者の死亡時に、請求から数日内には保険金が受け取れるのに対し、学資保険の場合は契約者死亡時には以降の支払いが免除になるだけで、あくまで受け取れるのは契約期間満期(または設定されている祝い金受け取り時期)という違いがあります。

支払い保険料 死亡時保険金 受け取り時期
LTTPフェアウィンド 120万円 300万円 数日内
一般的な学資保険 120万円 138万円 契約満期時

たいてい契約者は稼ぎ頭である父親と思うと、即座に保険金を受け取れる方が生活の不安がないと言えます。

解約しなければ返戻率が大幅にあがる

低解約返戻金型保険の特長として、払込の満期期間を過ぎると返戻率が100%を超え、解約しなければ以降の返戻率が上がり続けるというメリットがあります。

LTTPフェアウィンドの場合も同様で、上記モデルケースの場合だと85歳まで解約を引き延ばせば190.44%の返戻率、つまり230万円程度の返戻金が得られるという内容でした。
※現在の返戻率と同じとは限らないので、確認が必要です。

年利0.001%という銀行預金ではたとえ50年程度寝かせていても190%に増えることはありませんので、長期貯蓄と考えて利率だけ見るとすごい商品だと言えますね。

ただし、子供の入学資金などに合わせて貯蓄しようと考えて検討する学資保険の代わりに選ぶ保険だと考えると、支払い期間満了時に解約しないということはまず考えられないのではないか?という意見もあります。

たしかに支払い期間満了時に即解約という形を取れば、一般的な学資保険よりも返戻率が低い可能性が高いので、「いつ解約をするのか」は加入時点でしっかりと考えたいところです。

LTTPフェアウィンドのイマイチなところ

ほぼ終身保険と言っても・・・

LTTPフェアウィンドは保険期間が最大98歳までという「これ実質”終身保険”と言ってもいいんじゃないの?」と言える商品です。

しかし、「途中までは学資保険のつもりで加入して、もし必要なければ終身保険として考えたらいい」というわけにはいきません。

というのも、解約返戻率がある時期をピークに落ち、保険期間満了で払戻金が0円になってしまうからです。

公式サイトにあった契約状況を表すグラフが以下です。

lttfairwind

35歳で契約し、30年間の払い込み期間を経て、65歳から解約時の払戻金がグッと高くなります。
が、保険期間の満了に近づくにつれて、ある時期から払戻金が急降下しているのがわかります。

これはLTTPフェアウィンドが定期保険である所以といえますね。

そのため、なるべくなら解約返戻金が一番高い時に解約して、損しないように払戻金を受け取りたいと思うところですが、その頃には自身も高齢になっているので新たな終身保険に加入できるかは微妙なところだと思います。

ただ、解約返戻金は0円に徐々に近づいていくとはいえ、死亡時の保険金は当初設定金額のまま残ることを考えると、98歳まで生きる方が稀であると思えば特に解約を考えなくてもいいのかもしれません。

低払い戻し期間の解約は絶対に損

LTTPフェアウィンドは低解約返戻金型保険なので、保険料の支払い期間中に解約してしまうと払戻金の返戻率が大幅に下がります。

「一般的な支払い期間中の解約返戻率の70%」のように設定されているので、支払った金額の4割弱は損してしまうことになります。

※一般的な解約返戻率を90%とすると、1×0.9×0.7=0.63・・・支払った金額の63%しか返ってこない計算。

絶対に解約しないという強い意志があるなら別ですが、今後の人生でどんな将来が待ち受けているかはわからない以上、「絶対に解約しない」ということが難しい事態も考えられなくありません。

たとえば、勤めている会社の倒産や親の介護など、自分の意思とは関係ないところで資金繰りがうまくいかなくなることを考慮したうえで余裕のある金額・期間の設定が必要だということです。

こんな人にオススメ

まとめると、LTTPフェアウィンドは学資保険の代わりとして使うことはできるけれど、絶対に支払い期間中には解約をしないという方で、とくに支払い期間満了後も寝かせておける可能性がある人にはオススメと言えそうです。

もしこういった条件に合う人であれば、自身の死亡時に子供に残せるお金は学資保険よりも多く設定できますので、万が一を考えた時には学資保険よりよい保険と言えるかもしれません。

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