返戻率120%オーバーになる条件とは?明治安田生命のつみたて学資について

明治安田生命の「つみたて学資」は条件次第で受け取り時の返戻率が120%を超えるという学資保険です。

銀行金利が0.001%という時代に高利率で貯蓄できることから注目の商品と言えます。

とはいえ、つみたて学資が高利率になるのは特定の条件を満たす場合のみ。

こどもの将来の貯蓄を考えた際、つみたて学資を契約していいものかどうか。
その利点や注意事項についてまとめます。

つみたて学資のモデルケース

契約者 30歳女性
支払い期間 5年
受け取り総額 300万円(75万円×4回)
支払い総額 2,465,700円
(月払い41,095円)
返戻率 121.6%

明治安田生命の学資保険、つみたて学資は支払い期間と受け取り総額の設定と、契約者の年齢・性別によって返戻率が左右されます。

支払い期間は5年、または10歳まで、15歳までから選ぶことができ、それぞれ前払いをすることが可能。
※10歳までの支払い期間を設定する際には、こどもの年齢が2歳以下である必要があります。

当然支払い期間が短い方が支払う保険料に割引が適用されるので、返戻率が高くなります。

同じ条件で15歳までの支払いの場合

もし、契約者や受け取り総額といった条件が同じで、支払い期間を5年から15年(0歳から15歳まで)に変更した場合の返戻率は以下のとおり。

契約者 30歳女性
支払い期間 15年
受け取り総額 300万円(75万円×4回)
支払い総額 2,615,760円
(月払い14,532円)
返戻率 114.6%

支払い期間が長くなることで、総支払額が15万円も高くなり、返戻率だと7%も下がることになります。

それでも返戻率114%台という商品は今のご時世なかなか見つからないので、高利率だと言えますね。

受け取り総額を低く設定した場合

もし、支払い期間を15年にし、受け取り総額を200万円まで減額した場合はどうなるでしょうか。

契約者 30歳女性
支払い期間 15年
受け取り総額 200万円(50万円×4回)
支払い総額 1,770,840円
(月払い9,838円)
返戻率 112.9%

その他の条件が一緒でも、受け取り総額を低く設定することで返戻率も下がってしまいました。

受け取り総額が低いということは支払い総額も低いことを意味します。
保険会社としてもなるべく大きなお金で運用したいと考えるため、受け取り総額が高くなる商品に対して返戻率を高めに設定しているわけですね。

それでも112.9%なら一般的な学資保険よりも少し高めの利率ですし、支払いも月額1万円を切っている時点でかなり現実的な貯蓄型保険商品と言えそうです。

つみたて学資の返戻率が110%になるケース

ちなみに、上記のモデルプランはすべて「30歳女性」で「こどもが0歳」を想定しています。

当然、契約者の年齢があがれば返戻率は下がりますし、女性よりも男性の方が不利です。

また、こどもの年齢があがることで支払い期間から満期までの期間が短くなりますから、当然割引率も低くなります。

契約者 35歳男性
支払い期間 12年
(こどもが3歳から15歳まで)
受け取り総額 200万円(50万円×4回)
支払い総額 1,811,520円
(月払い12,580円)
返戻率 110.4%

この場合、返戻率も110.4%となり、当初の「120%オーバー」から考えると、魅力が若干落ちる印象があります。
※それでも高利率ですけどね。

つみたて学資はこんな人にオススメ

ある程度、早い段階で大きなお金を用意できる人

保険会社はあなたからお金を受け取って、あなたに返すまでの間に、運用によってお金を増やさないといけません。
そこで、前述のとおりなるべく大きなお金を短い期間で支払ってくれる人を優遇したいわけです。

ただ、大きなお金を支払うということは、現時点でそこそこの貯金があるか、もしくは毎月の出費が大きくなっても問題なければ、いずれ家計を圧迫するのは目に見えています。

なので、早い段階で支払えるだけの余裕があって、かつそれによって毎月の家計の心配がないような方であればオススメです。

大学の学費として保険金を充当したい方

つみたて学資の特長の1つとして、「保険金の受け取り方」があげられます。

保険金を受け取れるのは、教育資金としてこどもが18歳から3年間と、保険満期金として満期時に一時金の計4回。

そのうち1回あたりを50万と設定するなら受け取り総額が200万円になるということです。

学資保険というと大学入学時の入学金と初年度の学費にばかり目が行きそうですが、大学は毎年の授業料も馬鹿になりませんので、そういった学費に充当しようと考えられる方にはオススメと言えますね。

[参考]高校卒業までにかかるお金と大学入学費用のまとめ

つみたて学資で考えたいリスク

ここまでのことから考えても、契約者も被保険者も若くて、ある程度の資金を捻出できる人には高利率の貯蓄商品として考えられそうなつみたて学資です。

が、気になるのは「配当無し」ということ。

学資保険全般に言えるリスクは「インフレ」です。
今のお金の価値が、20年後も同じ価値とは限らないため、返戻率が高くとも結果的に損をする可能性があるということ。
[参考]学資保険など長期貯蓄で考えなければならないインフレリスク

とくにある程度の資金を捻出できる人であれば、他の投資商品も考慮に入れられると思うので、メリットとリスクを比較して選ばないと損してしまいそうですね。

また、当然「支払い期間途中での解約」の場合は返戻率が確実に100%を切ってしまうこともリスクとして考えておいた方がいいでしょう。

いまから5年先、15年先に絶対に勤め先が倒産しない、家計を圧迫するような臨時の出費がない、という確約は誰にもできないはずですので、余裕を持った商品選びが重要です。

もしまだ信頼できるFPに出会えていないのならおすすめしたいサイト

「子供の将来のための積み立て」と言っても、学資保険だけではなくいろいろな種類のものがあります。

学資保険一つに絞っても、各保険会社がいろいろなプランで商品を展開しています。
たくさんの保険の中から自分にピッタリの保険を選べる自信がありますか?

普段から学資保険について調べている人でもない限り、普通は何日かけても選べません。

保険選びに失敗してしまう理由は、まず間違いなく「信頼できるFPに出会えていないこと」。
適当に自分だけで目先の利益で考えた保険を選んでしまったり、保険代理店の口車に乗せられてしまうと、不要な保険に加入することに繋がります。

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