学資保険が途中で支払えなくなったらどうなる?

学資保険は高い返戻率が約束されているため、貯蓄を目的として加入する方がほとんどだと思います。

ですが、高い返戻率の裏には、途中解約時のリスクがある事を忘れてはいけません。
学資保険の場合、満期前に解約をしてしまうと、多くの場合は支払った総額よりも戻ってくる金額の方が少なくなります

これが銀行貯金とは違う最大の点かもしれませんね。
途中解約をしてしまえば預けたお金がマイナスになるということです。

とはいえ、いつ家庭の財政状況が変わるかは誰にもわかりません。
突然「学資保険が支払えない」という日が来るかもしれません。

学資保険が支払えなくなってしまった場合にはどうすべきか、状況に応じていくつかのパターンがあるので、慌てて解約せずに一旦確認してみましょう。

もし、家庭の事情で学資保険が支払えなくなってしまったら

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今後の家庭の財政状況がどうなるかは誰にもわかりません。
もし支払えなくなったとしても「一時的に支払えない」「保険料が安くなれば支払える」「今後一生支払えない」いずれかによって状況は異なります。

それぞれのケースで見ていきましょう。

一時的にお金がなく支払えない場合

もし、「今月は入用で支出が多く、学資保険に回せる資金が足りない」のように、一時的にお金が足りなくなってしまった場合は「契約者貸付制度」によってその月の保険料を保険会社から貸してもらう事ができます。
※正確には保険会社が保有する解約返戻金からの貸付です。

あくまで貸付なので、一定の利率がかかってくるのがネック。
かんぽ生命の場合で見てみると、1年間の貸付期間なら2.25%~6.00%、次の1年間が2.3%~6.36%となっています。(2016年7月の場合)

この2年内に返済が出来ない場合は、保険金からの減額を以って貸付金の返済に充てられてしまうので注意が必要。

そういう特性から、ある程度の支払い実績がない場合は(解約返戻金もないので)使う事ができない制度ですが、本当に”一時的に支払えない状況”(たとえば翌月には支払えるなど)であれば、利用する価値はあるかもしれません。

※当然、貸付制度のない保険会社もあるので事前に調べておくことをオススメします。

もし貸付利率未満で貸付をしてくれる第三者がいれば、そこから借りて支払いに充てた方がいいですね。
たとえば知人から年利0.1%程度で借りる事ができるなら、返済の利率を考えても知人から借りて保険料に充てた方が安上がりということです。

ただ、自転車操業のようになってしまうので、あくまでも「すぐに返済できる」というあてがある場合のみ有効です。

支払い金額を減額したい場合

給与が減額になり収入が減ったとか、2人目が生まれて支払いに充てる分が増えたとか、
「毎月の支払額が今のままだときつい、けれどもう少し安くなれば支払えなくもない」
という場合には、毎月の支払い保険料を減額してもらう方法があります。

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これも加入している保険会社に問い合わせる必要がありますが、要は満期時に受け取れる保険金額を減らすことで月々の保険料も減らすというもの。

受け取れる金額が安くなってしまうデメリットはありますが、途中解約するよりは結果的に良くなるケースがほとんどだと思うので、考慮してみる価値はあります。
※その時点での解約返戻金(と返戻率)と、保険金を減額した場合の受け取れる保険金額と総支払額からの返戻率を比較して考える必要があると思われます。

また、もし他の特約をつけている事で保険料の負担が大きくなっているのであれば特約を外すことで保険料の減額をする方法もあります。
もちろん特約を外してしまえばその恩恵を受ける事はできなくなりますが、特約を外すだけで支払えるようになるのなら主契約の学資保険を守る事ができるというわけです。

それ以降保険料は支払えない場合

もし、その月以降保険料を支払うことがずっと難しいという状況であれば、そこまでに支払った保険料を満額としてしまうという方法も。

例えば18年で300万円支払う契約だった時に、9年目で150万円支払い切ったところで「これ以上無理」となった場合、「9年払い、総支払額150万円という保険契約」の保険料を払い込んだ形に切り替えて貰う方法です。

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当然受け取れるのは当初の契約通り18歳や22歳の満期まで待たなければなりませんが、
支払いを中止するにも関わらず保険契約は続行できるという点は魅力的です。

ただし、当初とは保険の内容が変わるわけですから、望んでいた返戻率が適用されるとは限らない点に注意が必要です。

おわりに

保険料を支払うのが途中で困難になるというのは、決してありえないケースではないと思うんです。
というのも、僕らはここから向こう20年近くを同じ生活、または同じ成長率で過ごしていけるという保障はないから。

いつ何が起きるかはわかりません。
もし学資保険加入がまだなら、保険料支払いが困難になった際の制度も確認のうえの加入をおすすめしますし、もし現在学資保険に加入していて支払いが難しくなっているのであれば、一度保険会社の担当者に相談することがオススメです。

焦って解約してもおそらく良い事はないと思うので。

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