学資保険の代わりになる積立保険について|低解約返戻金型保険や個人向け国債

other-gakushi

学資保険に加入しようと思う理由は、子供が大学に入学するなどのライフイベントに対してお金を積み立てておきたいからではないでしょうか。
また、そのうえで支払いが終わった後に元本割れしないのはもとより、より利率のいい積立をしたいと思っているから。

もしそうであれば、学資保険でなければならないという理由はありません。
他にも「低解約返戻金型保険」と呼ばれる終身型の生命保険や個人向けの国債で積み立てるという方法があり、もしかするとその方がお得かもしれないからです。

順番に見ていきます。

低解約返戻金型保険の場合

名前は難しいですが、平たくいうと「途中解約した場合に戻ってくるお金が少ない積立保険」のこと。
これだけ考えても学資保険とだいぶ似ています。

低解約返戻金型保険の場合、保険料を支払う期間中に解約してしまうと支払った総額よりもかなり低い金額しか戻ってきません。
通常の「低解約返戻金型保険ではない終身保険」の場合の70%程度が相場です。

そのかわり、毎月の支払い保険料が安く抑えられており、
また、払込期間満了後の解約返戻金率は支払った総額の100%をオーバーするなど、学資保険に負けず劣らずの貯蓄性を持った保険という事になります。

終身保険RISEのシミュレーション

試しにオリックス生命のサイト上からシミュレーションをしてみたところ、
毎月11,328円の支払いで15年間支払った場合、総額2,039,040円の支払いになるのに対し、
受け取れる解約返戻金は2,112,540円と、実に103.6%の返戻率でした。

学資保険との違い

返戻率だけ見ると110%程度のものが多い学資保険の方がいいような気もします。
ただ、学資保険と違う点は「終身保険(または定期保険)である」ということ。

学資保険はたいてい、支払い期間中に契約者が死亡した際、以降の支払いが免除される制度があります。
もしそういった事態があった時、学資保険は被保険者(子供)が保険金を受け取れる年齢になるまで待って、当初受け取れる予定だった金額が受け取れることになります。

解約返戻金型保険の場合は生命保険なので、契約者が死亡した際にはその時点で死亡保険金が支払われるという点がまず違いますね。
金額で見ても、仮に学資保険で15年間総額2,039,040円を支払う予定だった場合に110%の返戻率だったとしても受け取れる金額は2,242,944円なのに対し、前述のオリックス生命の終身保険RISEであれば3,000,000円の死亡保険金が受け取れることになるので全然違ってきます。

さらに、学資保険はいわゆる「定期保険」と呼ばれるものと同じで、支払う期間と受け取れる時が決まっています。
それに比べて低解約返戻金型保険は終身型なので、解約しない限りは保険が適用され続けます。
もし、「子供の大学入学時にまとまったお金が必要なくなった」のような場合には解約しないという選択も取れる為、自由度が高いですね。

もし支払い満了の時点で解約をするのではなく、解約期間を遅らせた場合、
「遅らせれば遅らせるほど解約返戻金が多くなる」というのも低解約返戻金型保険で積立をする場合のメリットとなります。

支払い期間を伸ばせば伸ばすほど返戻率が高くなるのもポイントです。
例えば前述の「15年払い」であれば103%程度だった返戻金も、「65歳払い(35歳から30年間)」に変更すれば110%を超えてきます。

どちらの保険も契約者は親(または祖父母・親戚)となりますが、被保険者が学資保険の場合は子供、低解約返戻金型保険の場合は契約者本人または子供という違いもあります。

例えば被保険者が子供だった場合、お子さんが亡くなった時に解約返戻金または死亡保険金を親が受け取れる事になりますが、被保険者が親であればお子さんに万が一の事があっても保証されることがないということです。

ただ、子供の将来の為の資金を貯蓄するのが目的である事を考えると、子供が死亡した際に親が受け取れる保証が厚い必要はないのではないかと思います。

個人向け国債の場合

学資保険の対抗馬として、個人向け国債もあげられることが多い金融商品です。

通常国債は個人で買うことができない商品なのですが、個人向け国債はその利率を下げるなどの制限のうえで個人でも買うことができる国債という位置づけ。

商品の魅力として、「元本割れしない」「最低金利0.05%」という点から、安心して買えるというところを財務省のウェブサイトでは謳われています。

現在は圧倒的な低金利時代ですから、銀行に0.001%で貯蓄するぐらいなら0.05%の国債を買おうと思う人もいるかもしれません。
ただ、月々1万円程度の積立の場合、0.05%の差異がもたらす利益の差は微々たるもの。

金利などを細かく毎月見ていける人には元本保証もあっていい商品かもしれないと思いましたが、
あまりに利率が低すぎるし、国債でなければならない理由もないので私は早々に候補から外してしまいました。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする