学資保険はなぜプラスになって返ってくるの?保険会社が儲かる仕組みを考えてみた

学資保険の不思議なところは、なぜ預けたお金が満期時に増えて戻ってくるのか?というところ。

例えば返戻率110%であれば、100万円支払って110万円が返ってくるわけですから、
単純に考えたら保険会社はその差額の10万円をどうやって捻出しているの?と疑問に思うことは何らおかしなことではないはずです。

むしろ、そんなうまい話があるわけない、学資保険は危険な投資商品だと思う人もいるかもしれません。

その辺りの不安を少しでも和らげることが出来たらと思い、保険会社が儲かる仕組みを考えてみました。

保険会社が儲かる仕組みを考えてみた

一言で言うと、保険会社は預かったお金を”運用”することでお金を増やしています。

運用と言われてもピンと来ないかもしれません。
例えば株や不動産を考えて貰えればわかりやすいのではないでしょうか。

預かったお金で株を買って、価値があがったタイミングで手放すという事を事業として行っていれば、確実に利益が出せますよね。

預かったお金でビルを建てて、テナントを貸し出せば、長期戦にはなりますが利益を出していけます。

もちろんこれらは運用の一部であって、他にもいろいろな投資をしているのではないかと思われるわけですね。

そして、こういった運用をするのには必ず大金が必要となります。

お金があれば運用できる

たとえばあなたが今、「入居希望者が溢れている」というマンションの投資を持ち掛けられたとして、確実に3年で投資した分の回収が出来て、4年目からずっと利益が入ってくる状況にいたとします。

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「マンション建設費用として30億円用意してください」と言われても、できないですよね。

でも30億円用意できるなら、4年目からは10億円ずつのプラスになっていく事がわかっているわけです。

当然、お金がなければこういった話を貰っても自分で選ぶ権利がありません。
お金があるということは、こういったチャンスに乗っかっていけるという事を意味しているわけです。

その為、保険会社としてもいろいろな特典をつけてでもお金を集めた方が、会社自体が儲かる可能性を広げられるという事なんです。

扱っているのは学資保険だけじゃない

また、保険会社が取り扱っているのは学資保険だけではありません。

例えばあなたが返戻率の高い学資保険に加入したとして、
その会社が取り扱う生命保険や医療保険に興味がないかと言えばウソになるでしょう。

何らかの保険への加入を検討した時、新しい保険会社を探すよりも今加入している保険会社のプランを見たり、担当者に相談したりしませんか??

これは行動心理学としてもわかっていることで、人は”知らない人よりは知っている人の方が信頼しやすい”わけです。
だから出来る営業マンほど、最初から商品を売ろうとはせずに”自分を信用してもらうこと”を第一に行っています。

もしそれであなたがその保険会社で掛け捨て型の医療保険に加入するような事があれば、そしてあなたが契約期間中に全く病気をしなければ、保険会社はその医療保険の支払い保険料分、まるまる儲かりますよね。

また、これは飲食店やスーパーなんかでよく使われる「客寄せパンダ」の集客術にも似ています。

「卵1パック9円!」というチラシが入ってきた場合、それ以外に特に欲しい物がなくてもそのスーパーに行ってみようかなという気持ちにさせられるもの。
スーパー側としては、まずお客さんが来てくれることが第一関門ですから、結果的に卵しか買って貰えなかったとしても第一関門突破できたことは大きな一歩に繋がるわけです。
※逆を言えば、「卵1パック9円!」をやらなかったスーパーは、「行ってみようかな」って気にすらならない可能性が高いということ。

卵1パックあたりで見れば赤字になったとしても、その後にスーパーを利用してもらえるキッカケと考えれば安い先行投資です。

学資保険も同じで、学資保険そのもので仮に利益がでなかったとしても、その保険会社のことが気になって他の商品を調べてくれたり、あわよくば契約を検討してくれたら万々歳ということです。

特約でも利益を出せる

学資保険に加入する際には特約として医療保障や災害保障をつけるか検討するのではないでしょうか。

子供の万が一を考えれば、このように学資保険にも貯蓄以外のものを期待してしまう人も少なくないと思います。
基本的に特約は掛け捨てですから、子供に何もなければ支払った分はまるまる保険会社の利益となるわけです。

経済状況によっても対応できる

保険商品は基本的に契約期間が長い物がほとんどです。
ということは、契約期間中に経済状況が変わらないとも限りません。

例えば契約日に100円で買えていたジュースが満期時に130円になっていたら?

100万円支払って110万円を受け取ったとしても、その価値は全然違うものになっているわけです。
※契約時の100万円は100円のジュースが1万本買える価値だったのに、満期時の110万円では8,400本強しか買えなくなっています。

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バブル期には高い利率の保険商品がたくさん出回っていて、その後の経済状況の変化で保険会社の多くが大損をしたそうですが、これからの事を考えれば今以上にお金の価値が上がる事(ジュースが50円になる、など)は考えにくい為、保険会社は利益を出しやすいと言えるわけです。

おわりに

というわけで、保険会社は事業者として利益を出すように活動しているものですから、
僕たちが「大丈夫なんだろうか」と心配するような事ではないんですね。

また、万が一保険会社が倒産するような事があったとしても、保険会社が加入している「生命保険契約者保護機構」のおかげで契約は守られる事になっています。

例えば他の保険会社にそのまま契約を移したり、そのまま保護機構が契約を続けてくれるなどです。
[参考]保険会社の倒産リスクと、倒産する会社を選ばない為にできること。

そういった点からも今提示されている返戻率は信用して加入しても問題ないと言えるのではないでしょうか。
※受け取り時のお金の価値に対する保障はないですが・・・。

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