保険会社の倒産リスクと、倒産する会社を選ばない為にできること。

tosan
学資保険に加入する際、気になる項目の一つに「保険会社の倒産」があると思います。

そもそも100%以上の返戻金を約束しておきながら、死亡時の免除システムがあったりする学資保険は「どこで利益が出てるの・・・?」と疑問に思うのではないでしょうか。

※その疑問についてはこちらを参考にしてみてください。
[参考]保険会社が儲かる仕組みを考えてみた

では実際に保険会社が倒産した例はないのでしょうか?
もしあるのだとしたら、その時加入者たちはどうなってしまうのか。

その辺りについてまとめました。

保険会社が倒産した例

保険会社の倒産は、実際に過去に何件も起きています。

特に2000年前後にはゴロゴロと破たんした例があります。
※「保険会社 倒産」などで検索してみてください。

なぜ保険会社は倒産してしまうのか?と言えば、理由は1つではありません。

一般的に考えられるのは、支出が収入を上回る状況(つまり赤字)が数年続いたとき。
そしてその状況を回復させる計画が立てられなかった時は「倒産」という手段をとる事になるでしょう。

これは保険会社でなくとも同じで、あなたの勤める会社だっていついかなる理由で倒産しないとも限りません。

保険会社が倒産してしまったら・・・?

では実際に保険会社が倒産してしまったら、加入者はどうなるのでしょうか。

保険会社は銀行のようなペイオフ制度がありません。

1997年に戦後初めて保険会社が破たんしたという日産生命の場合、
保険金額の支払い総額が半分になってしまったということです。

そう思ったら、保険会社の倒産によって損失を被ってしまうのではないか?と不安ですね。

でも安心してください。
日産生命の破たんの件を受けて、保険会社は「保険契約者保護機構」という、保険に加入している人を保護する為の機関に加入しています。

これは保険契約を引き継いでくれる新しい会社を見つけてくれたり、見つからなかった場合には子会社を作ってそこで引き受けるというような組織なので、加入している保険会社が破たんしたとしても心配はないわけです。

とはいえ、受け取れる保険金額が引き下がらないとも言えませんので、なるべくなら破たんしないような保険会社をあらかじめ選ぶようにしたいところです。

倒産しそうな保険会社を選ばないようにするには

では倒産しそうな保険会社を選ばないようにするにはどうすればいいのか。
2つの観点から判断できると言われているので紹介します。

ソルベンシーマージン比率

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1つはソルベンシーマージン比率という数値を見る事です。

これは保険会社の保険金支払い余力を示した数値で、パーセンテージで表示されるもの。
200%を超えていればまず問題ないと言われています。

[参考]保険会社情報(格付け等)

基本的にはどの会社も200%を切るという事はなかなかありません。

なので「どこでも安全だ!」と思うかもしれませんが、実は2000年代の保険会社倒産ラッシュの時、倒産した会社のいくつかはソルベンシーマージン比率が200%を超えていたんだそうです。

そう思うと、一概にこの値だけで判断するというのも難しそうですね。
ただ、少なくとも400%を超えるような会社を選ぶ方がいいのではないかという声もあります。

危険そうな商品の回避

保険会社が破たんする理由の1つとして、一番わかりやすいのは上にも書いた通り「収入に対して支払いが多い」という事です。
当然収入よりも支払いが多ければ赤字ですから、この状態が続けばいずれ倒産する事は目に見えています。

では収入に対して支払いが多い状態はどうやって作られるか?というと、これもいろいろな要因があると思うので一概には言えません。

会社にとっての支払いは、社員などの人件費、オフィスなどの地代家賃などが主たるものですが、保険会社に至っては「運用損益」も考えられるわけです。
つまり、預かった保険料によって増やした運用益よりも、支払う保険金額の方が多ければ赤字ということです。

とはいえ、「預かった保険料よりも支払う保険金額の方が多そうな保険会社」なんて、外から見ていてもわかりませんよね。
「いったいどうやって選べばいいの?」って話です。

その判断方法のひとつとして、扱っている商品が”危険そう商品かどうか”を見るのも手です。

たとえば1997年に倒産する事になった日産生命の、倒産の原因となったと言われる保険商品は、「受け取れる保険金額が支払い保険料の数倍」だったそう。

今で言えば、110%程度の学資保険が相場ですが、もし支払い額の4倍受け取れるのであれば500%という返戻率になるわけですね。

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もちろんその時代時代によって返戻率の平均値は変わってきますが、今だったらどう考えてもおかしい、怪しいという事がわかるはずです。

自分にとって「おいしい」保険を選びたいと思うのは人の性。
でも自分だけが得をするものというのは、どこかで綻びがあるものです。

保険選びもそのあたりのバランスの見極めが必要なのかもしれません。

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